【日々のレーマ】
申命記,18章1節
レビ人の祭司たち、レビ部族はすべて、イスラエルと同じようには相続地の割り当てを受けてはならない。彼らは主への食物のささげ物を、自分への割り当ての分として食べていく。
【追記】
レビ部族は、イスラエルの12部族の一つです。
彼らは、相続地の割り当てを受けません。
代わりに、神様に仕える献身者になります。
そして、レビ部族は、神様への供え物の一部を、生活の糧にします。
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一方、他の11部族は相続地の割り当てを受けます。
相続地の割り当てを受けることは、財産になりますから、レビ部族より物質的に恵まれます。
しかし、相続地の財産だけでは、11部族は食べていけません。
そこで、その相続地で農牧をして収穫を得ることが、11部族の生活の糧になります。
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なぜ、このような区別が必要であったか、考えましょう。
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もし仮に・・・
神様に仕えることが何にもまして尊いからといって、すべての部族が献身者になったらどうでしょう。
たちまち、相続地からの収穫は、なくなります。
それでは、12部族の社会は永続できません。
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そこで、レビ部族のみが献身者としての使命を受け、他の11部族は相続地の使命を受けるのです。
このような12部族の内の1部族という献身者の割合が大切になります。
この献身者の割合が、12部族全体の社会を神様の元に永続させるために必要だったと考えられます。