回復の約束

【本日のリマ】

エゼキエル書34章16節
わたしは失われたものを捜し、追いやられたものを連れ戻し、傷ついたものを介抱し、病気のものを力づける。肥えたものと強いものは根絶やしにする。わたしは正しいさばきをもって彼らを養う。

【追記】

まず、エゼキエル書の34章4節から、バビロン捕囚の前のエルサレムの状況について知りましょう。

弱った羊を強めず、病気のものを癒やさず、傷ついたものを介抱せず、追いやられたものを連れ戻さず、失われたものを捜さず、かえって力ずくで、しかも過酷な仕方で彼らを支配した。(エゼキエル書34章4節)

エルサレムは、信仰と生活が荒廃する構造的な問題を抱えていました。

神様が預言者を遣わして、内的な刷新を図っても、この構造的な問題は変わりません。

そこで、神様は、アッシリヤやバビロンなどの外敵をもって、外的な粛清(国の滅亡)を図ります。

皮肉なことですが、内的な刷新と外的な粛清を繰り返すほど、時代々々で神様がどこに生きて働かれたかを示す歴史証拠になってしまいます。

その荒廃によって人間が失ったものの回復を、神様がバビロン捕囚とその先に約束されたのが、冒頭の聖句になります。

わたしは失われたものを捜し、追いやられたものを連れ戻し、傷ついたものを介抱し、病気のものを力づける。肥えたものと強いものは根絶やしにする。わたしは正しいさばきをもって彼らを養う。(エゼキエル書34章16節)