シモニストの語源

【日々のレーマ】2022年12月12日(月)

使徒の働き8:23
おまえが苦い悪意と、不義の束縛の中にいることが、私には見えるのだ。

※「悪意」は、原語では「胆汁」や「毒」の意
【追記】
ペテロが魔術師のシモンに言った言葉です。

シモンは、サマリヤの地で魔術(手品?)を行って人々を驚かせていました。
彼は、人々に自分は偉大な者だと誇っていました。

とは言っても、神様に面と向かって敵対するような魔術師ではありません。
シモンは、ピリポから受けた【神の王国】と【イエス様】の福音を信じて、バプテスマを受けます。

そのシモンが、ペテロの行った聖霊の御業を見て、自分もやってみたいと思いました。

そこで、シモンは、ペテロのところにお金を持っていきます。
「私が手を置く者がだれでも聖霊を受けられるように、その権威を私にも下さい」

ペテロは、シモンの動機を見透かして、次のように厳しく諭します。
「お前はこのことに関係ない。お前の心が神の前に正しくないからだ。」
「このことを悔い改めて主に祈れ。もしかしたら、心に抱いた思いが赦されるかもしれない。」

シモンは、ペテロの言葉に恐縮して、こう言います。
「あなたがたが言ったことが何一つ私の身に起こらないように、私のために主に祈ってください。」

この言葉を聞くと、主を恐れてシモンは悔い改めたようですね。

シモニスト(金銭で神の賜物や位置を買おうとする人)の語源になった出来事です。

教会も礼拝や宣教を行うために、各自の自発的な献金で活動費をまかなう必要があります。
だからといって、シモニストの気持ちになってはいけません。

金銭で神の賜物や位置を買おうとすれば、どうなりますか。
【苦い胆汁】を味わい、【不義という縄目】に囚われることになるというのが、ペテロの教えです。