勝利の意思の回数

【今朝のレーマ】2022年4月29日(金)

列王記Ⅱ13.14
エリシャが死の病をわずらっていたときのことである。イスラエルの王ヨアシュは、彼のところに下って行き、彼の上に泣き伏して、「わが父。わが父。イスラエルの戦車と騎兵たち」と叫んだ。
エリシャが王に、「弓と矢を取りなさい」と言ったので、彼は弓と矢をエリシャのところに持って行った。
彼はイスラエルの王に、「弓に手をかけなさい」と言ったので、彼は手をかけた。すると、エリシャは自分の手を王の手の上にのせて、
「東側の窓をあけなさい」と言ったので、彼がそれをあけると、エリシャはさらに言った。「矢を射なさい。」彼が矢を射ると、エリシャは言った。「主の勝利の矢。アラムに対する勝利の矢。あなたはアフェクでアラムを打ち、これを絶ち滅ぼす。」

【追記】
イスラエルは度重なる偶像崇拝(神聖冒涜)のために自滅し、アラムに領土を奪われていました。(列王記Ⅱ13.1~)
イスラエルの王ヨアシュはエリシャから弓を取って勝利の意思を確認されます。その勝利の意思に応えて、その後に3度イスラエルに勝利がもたらされることになります。それによって奪われた土地をアラムの王から奪い返しました。
ただし、エリシャによれば、3度にとどまらずに、ヨアシュはアラムにもっと勝利できるはずでした。
列王記Ⅱ13.18でエリシャはヨアシュに弓で地面を打ちなさいといいます。ヨアシャは勝利の意思が足らずに地面を3回打ったところでやめてしまいました。もういいと思ったのでしょう。
すると、エリシャはそれを叱ります。5回も6回も打つべきだったと。そうしていればアラムを打って滅ぼしていたといいます。