【日々のレーマ】
ダニエル書,2章12節
王は怒り、大いにたけり狂い、バビロンの知者をすべて滅ぼせと命じた。
【追記】
バビロンの王は、未来に起こることを夢に見ます。
そこで、王は、国中の見識者を呼び、夢の解き明かしを命じます。
しかし、王は、夢の中身を告げません。
王の見た夢の中身それ自体も答えよ、と命じたのです。
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王は、これらの見識者の虚実を見定めようとしたのです。
その結果、彼らは一人として、王しか知らない夢の中身を答えることができませんでした。
彼らは、自分が正当であることの根拠を明らかに出来ませんでした。
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今の世、特にインターネットで個人が意見を自由に言えるようになったことは、とても良いことです。
しかし、神様とキリストに寄らない、根拠も怪しい情報も流布されます。
個人的にですが、それら情報の事実を調べるため、情報元を辿ってみたことがあります。
辿れた範囲において、それら情報の発信源は個人でした。
個人には、国家的な捜査権限も情報源もなく、隠れている悪者たちの情報が簡単に手に入るわけがありません。
したがって、それら情報は、個人の思い込みに過ぎないと判断できます。
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さらに、その個人の発言には、思い込みの正義感が加わっているようでした。
正義感を思い込んで語れば、へたな詐欺師以上に心に迫ります。
そのために、知り合いが知り合いへと、信じて伝聞してしまいます。
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このように見識を持つ人の中には、根拠なしの思い込みを真実味をもって語る人がいます。
本人の思い込みである以上、本人に嘘いつわりがありません。そのために、堂々とします。
しかし、周囲が思い込みの根拠を尋ねても、自分が思い込んだこと、それだけが根拠です。
外の社会では、そのような思い込みは、根拠と認めてくれません。
時が経って、嘘と分かれば、陰謀論者と言われて、周囲の信頼を損ないます。
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このように思い込みを口にしていると、本意でないのに嘘つきと言われて、自滅の道をたどります。
根拠なしの陰謀論は、口の災いです。
自滅の道を辿らないために、軽い口を慎み、必ず根拠を確認しましょう。
神様とキリストによっても、根拠が確認できないときは、一時保留することです。
嘘かまことかは、時間がたてば必ず明らかになるからです。