【本日のレーマ】
使徒の働き21章4節
私たちは弟子たちを探して、そこに七日間滞在した。彼らは御霊に示されて、エルサレムには行かないようにとパウロに繰り返し言った。
【追記】
神の御霊が、周囲の人々を介してパウロに、エルサレム行きを思い止まらせようとします。
一方、パウロは、エルサレム行きを決意します。その決意は、次の通りです。
私が自分の走るべき道のりを走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音を証しする任務を全うできるなら、自分のいのちは少しも惜しいとは思いません。(使徒20章24節より)
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このときのパウロには、エルサレムに行くか否かの選択肢がありました。それは、パウロの良心の自由に任された選択でした。
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一方、パウロは、こうとも言っています。
私は今、御霊に縛られてエルサレムに行きます。(使徒20章22節より)
私見ですが、本当の御霊であれば、人を縛るまで干渉するか疑問を感じます。
なによりも、エルサレム行きに反対する御霊と一貫しません。
そのせいか、文語訳聖書と共同訳聖書は、ここを《御霊》ではなく、神様とは関係しない訳語である《霊》と訳しています。
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パウロの決意が、結果として神様のみこころに沿うものであったか否かは、皆様のお考えにまかせます。
ただ、これしかないという決意のとき、自分が何かに縛られていないかは、注意したい点です。
どうか皆様の良心の自由をもって、ご判断ください。